皆さま、お疲れ様です。
先週、職務転換の打診がありました。
自社独自のシステムの開発ディレクターとしての職務です。
詳細は下記に。
けっこうモヤモヤと悩んだのですが、打診を受けて現職の企業にとどまることに決めました。
今回はその理由をざっくりまとめておきます。
転職しようか悩んでいる方の参考になれば幸いです。
理由その①転職を考えていた原因がなくなった
いきなり核心のようなのですが、転職の動機は職務転換で大部分が解消してしまったのでした。
そもそも僕が転職したいと考えていたのは、いまの仕事に飽きてしまったからです。
面白いと思えるプログラミングやシステム開発の仕事に挑戦してみたいという思いに気づいて、IT企業への転職を考えていました。
しかし、今回打診された職務転換がきちんと行われれば、自分の希望に近い仕事に取り組めるような気がしています。
そもそも人間関係などで深く悩んでいたわけではありません。
その点では恵まれた環境です。
面白いと思える仕事にありつけるならば、あえて転職をする必要もないと考えました。
理由その②転職のリスクとコスト
さらにいうと、業務未経験でのIT企業への転職は様々なリスクがあると感じていました。
まず、時間的コストです。
純粋に転職活動にかかる時間や、転職先の企業の「しきたり」やルールなどを覚えることにも、少なくない時間を割かなければなりません。
これらは、現職にとどまるならば発生しないものです。
また、金銭的なリスクもあります。
転職によって収入が落ちるような直接的なリスクのほかに、信用力の低下でローンが組みづらくなるなどの間接的なコストも考えられます。
なにか特別な経験や能力のある訳ではない人材が未経験業界にいくのですから、期待はできません。
かなりよい企業に巡り会わなければ収入が下がってしまうでしょう。
これらのリスクやコストを乗り越えてまで、IT企業に「転社」する気持ちはありませんでした。
僕はあくまで「仕事の中身」を変えたかったのです。
やりがいを感じられる、面白いと思える仕事ができるなら「会社」を変える必要はありませんでした。
理由その③大事な人のひとこと
そんなわけで、職種転換の実現で会社をやめる理由がなくなってしまった僕は悶々としました。
何だかんだで転職イベントも参加しました。
業界についていろいろ調べたりもして、IT業界の面白味もよくわかりました。
きちんと会社を選べば、「最悪だ、人生オワタ」なことにはならないだろうとも思いましたし、やっぱりプログラミングは面白そうでした。
こりゃ自分ではもう決断できないな、と思いました。
そこで、ある人の反応を見て決断しようと決意。「会社やめようと思ってるんだけど」と切り出してみました。
基本的にポジティブで何でも応援してくれるので、「新しいフィールドでも頑張れ」といった反応がくると予想していました。
しかし意外にも、「もったいない、やめないで頑張って」とのたまわれました。
僕がけっこう苦労していることを知っているのですが、そのうえでこういう言葉をもらったのです。
どうやら、大変そうでもイキイキしていたとのこと。
吹っ切れてないなら、やめない方がいいということでした。
そういう風に見えていたことは全く知りませんでしたし、かなり驚きました。
そして、この言葉である意味はらが決まりました。
現職に留まるという自分の意思に確信が持てたのです。
最終的に決めるのは自分ですが、ここぞというときに信頼できる人の意見に耳を傾けるのも良い方法だと思います。
まとめ:とどまるという決断も簡単ではなかった
以上が、僕が転職を思いとどまった要因です。
いろいろと調べてみて、転職に対して気持ちも高まっていた状況でしたので、転職しないという決断をするのも簡単ではありませんでした。
仕事でやりたいことや、転職のリスクやコストを秤にかけて、理性の上では「辞めることへの確信」が持てない状態になってしまいました。
僕はふだん、もろもろの判断について人に意見を求めることはしません。
人の意見を聞いてしまうと、決断した後もその人の言葉に縛られてしまう気がするからです。
ですが、今回は相談をしてみて正解でした。
現職に留まることに対して、理性ではなく感情の部分で踏ん切りをつけることができました。
でも、決して判断を他人に委ねたわけではありません。
仮にうまくいかなかったとしても、これを相談にのってくれた人のせいにすることはないでしょう。
これからしばらくの間、少なくとも2~3年の間は、何があっても自分の責任と思って頑張りぬくことができそうです。
いかがでしたでしょうか。
転職を考えているみなさまも、いろいろと悩む場面があるかと思います。
そんなときの考えるヒントになれば幸いです。
それではこれにて。