ウチイダ的ジョブチェンジ.log

独自Webサービスの開発を担当することになった、SE未経験者のたたかいの記録である!

転職イベントで聞いたソフトウェア業界のメリット、デメリット

皆さま、お疲れ様です。


前回のITインフラ業界に引き続き、IT業界内の分類まとめをしていきます。

今回はソフトウェア業界です。

 

 

事業内容

その名の通り、ソフトウェアの製造、販売を主な業務として行う業界です。

Windowsの開発元であるMicrosoftはここに属します。

 

この業界に属する企業はソフトウェアハウス、ソフトウェアベンダーと呼ばれることもあります。

 

情報処理サービス業界のシステムインテグレーター(SIer)とは、サービス提供の範囲が異なります。

 

SIerは顧客の要望に沿って、オリジナルでシステムの開発を行い、その顧客から開発費用をいただきます。

 

一方、ソフトウェア業界は自社で開発するソフトウェアの仕様や要件を定め、開発した製品を多数の利用者に販売します。

 

SIerが、個別の顧客の要望を深く掘り下げ、それに特化したシステムを作成する必要があるのに対して、ソフトウェア業界では多くのユーザーのニーズを汲み取り、みんなが欲しい、使いたいと思う製品に仕上げることが求められます。

 

職種、業務内容

SIerをはじめとした情報処理業界と同じような職種ですが、主な職種は以下の2つです。

 

システムエンジニア(SE)

満たすべきユーザーのニーズを探ることから始まり、開発するソフトウェアの仕様策定や設計書の作成、開発の進行管理などの上流工程を担当する職種です。

 

プログラミングに関する知識だけでなく、ソフトウェアの機能全体と、それを通じて得られるユーザーのメリットを見通せる広い視野が必要とされます。

 

プログラマー

SEの作成した仕様書、設計書をもとに、プロクラムを構築していく職種です。

一つのソフトウェアでも分業、複数人での開発が必須なので、ただただPCにむかってコーディングだけしているわけではないそうです。

 

これらの他、製品の規模によっては、さらに細かく分業されます。

 

工程管理を専門に行うプロジェクトマネージャーや、画面設計を担当するUIデザイナー、バグなど不具合がないかを確認するテスターなどなど...分業のされ方は、案件によって様々です。

 

採用担当者が語るソフトウェア業界のメリット、デメリット

転職イベントで聞いた、ソフトウェア業界の方の人事担当・現役社員の方の話をまとめます。

自社のメリットをかたる際に「SIerと比べて」という枕詞を用いる方が複数いたのが印象的でした。

 

SIer嫌いの人が多いのでしょうか。確かにブログなどいろいろ読んでいると、SIerが批判されていることが少なくないですが…

外野の僕は、SIerの是非については判断しかねるところです。

メリット①:(SIerと比較して)残業が少ない

ソフトウェア業界の仕事は、SES事業ではなく自社開発です。

自社で仕様を定めるので、顧客の都合による急な仕様変更などが生じません。

そのため、仕事量をコントロールしやすい傾向にあります。

メリット②:(SIerと比較して)技術力を高めやすい

エンジニアたるもの、自身の技術の向上には常に取り組んでいたいですよね。

 

ソフトウェア業界は、新しい技術を取り入れて製品を改善していかなければ競争力を保てません。

そのため、必然的に技術の向上が求められます。

 

これはソフトウェア業界に限らず、自社開発のweb系企業にも言えることです。

安定した、枯れた技術を好むSIerと比較すると、技術向上のチャンスは多いと言えるようです。

 

メリット③:営業戦略に幅がある

これは自社の商品を持つメーカーの強みと言えますが、商品をどんな属性のユーザーに売り込むのかを柔軟に決めることができます。

 

例えば、同じテキスト編集ソフトだったとしても、デザイナーに特化してAdobe系のファイル形式の対応に注力したり、学生向けに特化してレポート作成に便利な機能を実装したり。

ユーザーに受け入れられる製品に磨きあげていく面白味があります。

 

デメリット①:ターゲット選定、販売戦略などまで考慮しなければならない

前述のメリットの部分と相反するようですが、ソフトウェア業界でも「技術力、コーディングスキルにだけ全振りするぜ!」というわけにはいかないようです。

どのようなユーザーに使ってもらうのか?価格や利益率はどの程度にするのか?売り込み方、マーケティングはどんなものを行うか?などなど…

開発した製品を「売る」ことについても、気を配らなければなりません。

 

企業によりけりなのでしょうが、開発職やマーケティング職を完全に分業できるほど人的リソースを確保できないことが多いと思われます。

そうすると、SEやプログラマーであっても、マネタイズの部分に意識を向ける必要が少なからずあるはずです。

 

これは、プログラミング以外の領域にも触れられる、というメリットとともいえます。
どのようにとらえるかはその人の志向性によるかもしれません。

 

デメリット②:業務に直結しなくても、技術の学習を求められる

ソフトウェア業界だけではないと思いますが、新しい技術の習得に対するアンテナは高くしておく必要があります。

 

これは、最新の技術を使うということではありません。

自社の製品の改善のために、自社で活用されていない技術についても視野を広げ、それがどのように利用できるかを考える必要があるということです。

 

デメリット③:競合製品との競争が熾烈

これは、SES事業(受託開発)と自社開発事業の両方を持っている企業のエンジニアさんがおっしゃっていたことです。

SES案件のほうが気が楽な面もあるよ、とのことでした。

 

自社で製品を開発していろいろなユーザーへ提供する業態ですと、どうしても製品間での競争が生じます。

他社が価格を改定したからこちらも改定を検討したり、頑張って開発した機能が他社でも実装されて思ったほど優位性を持てなかったり…

 

単独顧客に納品するSES事業には存在しない難しさもあり、苦労も多いとおっしゃってました。

ソフトウェア業界というよりは、メーカーの悩みどころという感じですね。

 

まとめ:技術向上と製品の改善が面白み

いかがでしたでしょうか。

個人的に印象に残ったのは、自社の特徴をSIerとの比較から述べている方が複数いたことです。

SES事業が業界の大半を占める日本のIT業界ですので、採用戦略として、SIerとの違いを強調しているのかもしれませんが…

SIerさんが嫌われすぎててちょっと不憫です。

 

それはさておき、作った製品が広く社会の役に立つのがソフトウェア業界の醍醐味です。

日々の学習が大変だったり、他社との競争でしんどいこともあると思いますが、自分のアイデアを形にすることが楽しいと思える方にとっては適していると思います。

 

自分の成長と自社製品の成長をリンクさせて楽しむことができる方には、いい環境になるでしょう。

 

みなさまの参考にもなれば幸いです。

それではまた!