ウチイダ的。

いまはただの備忘録。

【読書録】それでも仕事は「好き!」で選べ(田中和彦/Nanaブックス)

みなさま、あけましておめでとうございます。

年末年始休暇中、大掃除も済ませましたので、買いためていた積読本を読んでいるところです。
今日は田中和彦さんの著書『それでも仕事は「好き!」で選べ』を読了しました。

前回紹介したあんちゃさんの『アソビくるう人生をきみに。』と、メッセージの方向性は同じです。
「自分の人生なんだから、自分らしく楽しく生きようぜ!」というメッセージが、田中さんご自身の経験や、広い人脈の中で知りえた事例を交えて紹介されています。

books.rakuten.co.jp

 

「好きなものを仕事にする」ための考え方

本書はチャレンジする人の背中を押してくれる内容の本です。
新しいことを始めようとしている人が「よし!がんばろう!」と一歩を踏み出すのにはうってつけです。

しかし、ただ「がんばれ、あきらめるな!」というメッセージを発するだけの本ではありません。
『自分にとって何が好きなことなのか』『好きなことを「仕事」にするにはどうしたらよいか』など関連する疑問についても、いくつかのヒントを与えてくれます。

 

好きなことが見つからない、という人に向けては、


「暇な土日に何をしますか」
「仮に余命1年だったら、やりたいことはなんですか」

という投げかけを通して、その人がやりたいと思っていることを掘り下げるきっかけを与えてくれます。

また、好きなことを仕事にするにあたっては、

 

「好きなことの、どんな部分が好きなのですか」
「あなたの好きなことは、誰の、どんなニーズを満たすことができますか」

 

というような問いかけで、好きなことを仕事にする際の「ミスマッチ」を防ぐ発想も記しています。
どんな形で好きなことを活かすことができそうかを考える際に、ひとつの指針になります。
チャレンジに対して漠然とした不安を感じてしまう方も、具体的なイメージを持ちやすいのではないでしょうか。

 

自分だけのキャリアを意識することで、希少価値を高める

本書ではさらに、「人材の価値は経験・スキルの掛け合わせで決まる」ということを述べています。


一見、好きなことと無関係なキャリアを歩んできていても、役立てる方法はあるのです。


自分だけの経験や実績を積んでいくことで「キャリアの希少性」を高めれば、「生え抜き」の人とは異なった貢献の仕方ができるはずだ、とのことです。


複数のスキルを掛け合わせて「スキルセット」になった時に、飛躍的に価値が高まるよ、ということですね。


「どんな仕事でも一生懸命やることで、将来必ず役に立つ」というのは使い古された言葉だとは思いますが、間違いではないのでしょう。

 

何が僕の心に響いたか

本書の中で一番心に響いたのは、「サラリーマン歌手 木山裕策さん」の例です。

 

学生時代のバンド活動から離れて就職・会社員をしていたところに甲状腺がんを患い、声が出せなくなるかもしれない手術を受けることを決意。

 

その後、リハビリも経て本当にやりたい歌手活動に兼業でチャレンジして、オーディション番組からデビューを果たした方です。

 

本当にやりたいことに出会えて、心の底からやりとげると決めることができた人は強いんだなと感じます。
言葉にすると陳腐ですが…

このほかにも、スポーツ好きを活かすためにスポーツ用品メーカーに転職した方や、
自身のキャリアを通して得た経験を、長年の夢だった映画監督としての作品に反映した方など、
好きなことを仕事にすることに成功した方々の例が多く取り上げられています。

 

まとめ:「好きなこと」を仕事にできるのは、それにチャレンジした人だけ

いわゆる『自己啓発本』な内容の本書ですので、「勇気をもらいたい」「背中を押してほしい」という方に特におすすめの一冊です。

 

僕のように、自分自身何をやりたいのかが明確ではない方にも読んでもらいたいと思いますが、「好きなことって言ってもねえ…」と感じてしまうかもしれません。

 

ただ、僕はこの先、「やりたいと思ったことは、恐れずチャレンジしてみよう」という気持ちになれました。


まずは、自分の好きなことを明確化しないと…

 

2018年の出だしで、気持ちを引き締めることができた一冊でした。